art

何も無いところに、突然、閃光が放たれ、その光の中から次々と星々が誕生した。姿なき三柱の神は、その闇と光から、この宇宙のすべてを産み出していく。宇宙は創造のエネルギーに満たされ、すべてはその意志によって形づくられ存在する。やがて太陽が、そして地球が誕生する。天地開闢、日本最古の歴史書、古事記に記された物語り。

人間は、草木と同じように、泥の中から芽を吹くようにあちこちから現れた。やがて人間は、魂という永遠の意識を宿すようになる。古来の人々は、魂そのものを神と崇め、神を命と名づけた。

神話のころより日本人は、もっとも身近で尊い神を産土神と呼ぶ。森羅万象すべては、神の意志により産み出される物であった。また人間も創造する命をうけ、自らの時代を産み出す力を与えられた。

この宇宙を司る高貴な神々をアマツ神と云い、命を宿す女性のことをアマとも呼ぶ、日本には、女性が国を守り時代を創ってきた歴史と伝統がある。女性の能力でのみ、成し得ることを知っていた。

 

イザナキの命、イザナミの命は、日本の島々をつくり、最初に生まれた淡路島の、ここ諭鶴羽山に降り立ったとされる。それから、男と女、生と死、光と闇、荒ぶる魂と恵みの魂とともに生きる、人間の物語りが始まる。

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南淡路から諭鶴羽山を望む

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皆既月蝕 奈良にて撮影

宇宙と自己のつながりを感じた時、なぜ自分は生まれ、この世とは何たるかを悟り、自己は宇宙や自然の働きと共に生かされている真実に気づく。宇宙意識であるブラフマン、自己宇宙のアートマンが一つになる。梵我一如。世界で最古の思想書といわれるウパニシャッドの奥義の真理として伝えられる言葉。

皆既日蝕 京都にて撮影

age

今を生きていることの証し、その反映が時代であるといえる。なぜこの時代に、この場所にいるのか。その問いがそのまま答えとなる。自らを取り巻く時間と空間、環境。それはすべて宇宙と自身の意志により映し出された現実である。

宇宙が人間に与えた能力に、己の意志を表現することで、生きることの真実を実感できるということがある。そこで常に変化が起きる。創造とは、意志の表現であり、それが時代という変化をうみ出し、未来の姿を浮かびあがらせる。

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